花々が紡ぐ記憶<br><font size="-2">in Roppongi Shop / written by Kanako Yoshihara

母の日が近づいてまいりました。母の日まで、3回にわたりゴトウフローリストデザイナーより、母の日に因んだお話しをさせていただきます。
今回は私、吉原より、幼い頃の花との思い出話しを。

子供の頃、道端に咲いている花を指差し「お花ってお洒落ね!」とつぶやいた私を思い出し、母は笑いながら、「なんて表現をする子なんだろうと思ったのよ」と言ってました。道端に咲いてる、そんなお洒落で可愛い花って、スミレとかかな?と思っていたら、 「この花よ!」と母が指をさした花は、貧乏草!花屋になってから調べると、ハルジオン、ヒメジョオンと呼ばれている可憐な花だと分かりました。
子供の頃は、桜草の茎をかじり酸っぱさを楽しんだり、知らず知らずのうちにツツジの蜜を吸ったり、ハムスターのように向日葵の種を剥いて食べたものです。

そして母の日には、母の好きなマーガレットを探しに花屋さんへ。マーガレットは売り切れでしたが、似たような白い小菊をプレゼントした私・・・。
母は優しい笑顔で喜んでくれました。その笑顔は今でも忘れられません。

港区 六本木 花屋 ゴトウフローリスト 母の日
港区 六本木 花屋 ゴトウフローリスト 母の日

母の日が近づくこの穏やかな季節、私はそんな花との思い出を振り返ります。今年のゴトウフローリストがお届けする母の日のフラワーギフトは、「Vivid Moments」と「Eternal Embrace」の2つを私がデザインしました。
一つは大人っぽく上品で華やかさを、もう一つは優雅で可憐な色合いの優しい雰囲気を表現しています。ぜひ、オンラインショップでご覧ください。
皆様の大切な思い出に、花との新たなかかわりを加えていただければ幸いです。