往復3時間半の処方箋<br><font size="-2">in Roppongi Shop / written by Hans Damen</font>

来日してしばらくたった頃、都内から故郷に近しい環境 〜海が見え、物静かで庭のある現在の住まい〜 に移り住みました。オランダの実家は野菜の生産農園で、広大な敷地には川が流れ、自然の木々や草花がとても豊かです。そうした中で生まれ育った私は、やがて花に興味を惹かれ、気がつくと花を学ぶ学校の門を叩いていました。
オランダでは庭のある一軒家が多く、花や宿根草、ハーブなどを植えて庭で過ごす時間を楽しんでいます。だからこそ私も、そうした住環境を望んだのかもしれません。元々自然や健康に良いことが好きだったことも手伝って、自宅の庭ではたくさんのハーブを栽培しています。

ハーブ ゴトウフローリスト 港区

ハーブの良いところは栽培中の景観と、その後の活用の両方を楽しめること。ユーカリやタイムなどはスチームバスで煮出して風邪やのどの痛みに、また、スウェーデンハーブレシピ(色々なハーブを活用)でお酒を作って薬用にしています。 フェンネル、バジル、ワイルドストロベリーなどは料理に使うと美味しいですよ。そして、ハーブの香りには心身をリラックスさせたり、逆に集中力を高めてくれたりと不思議な作用があるとされます。

ハーブ ゴトウフローリスト 港区

実は私、自宅から勤務場所の六本木本店まで毎日約3時間半をかけて往復しています。長距離移動を挟んで、エキサイティングな東京でのオンタイムと自宅のオフタイムのバランスを保ち、健康的な生活を継続できているのは、「眺めて良し、使って良し」のハーブたちのお陰かもしれませんね。

 

◎ゴトウフローリストにご来店の際は、切り花や鉢物はもちろん、植物に関するさまざまなお話しをスタッフまでお問い合わせください。