胡蝶蘭の産地を訪ねて<br><font size="-2">in Roppongi Shop / written by Kumi Kishimoto</font>

「幸福が飛んでくる」の花言葉でお馴染みの胡蝶蘭についてお話しをさせていただきます。
ふんわりと丸みを帯びた柔らかいフォルムに、きめが細かく光沢のある花弁が美しく上品で、個人的にも大好きなお花です。

6月初旬、埼玉県のモテギ洋蘭園さんに行ってきました。オリジナル品種をいくつも開発している、日本を代表する洋蘭の生産者です。
こちらのハウスは国内に全部で18棟、約3,200坪の広大な敷地で生産されています。台湾にも苗の生産をメインとする農場を持っていて全ての生産工程を自社で行う、数少ないトップブランドのひとつです。

胡蝶蘭は発芽から開花まで、なんと4年もの年月がかかります。
専門性の高い経験と研究で培われた栽培管理のもと、時間と手間を掛け、じっくりと丁寧に育てられたからこそ、胡蝶蘭が高貴なものであり、高価であることも納得できます。

ゴトウフローリストでは、花毎に産地を厳選し、直送で仕入れた商品の鮮度と品質にこだわりを持って販売を行っています。そのため、1年に1度は生産者を訪ね、どのような環境で生産・管理されているのかを拝見し、花づくりへの想いを直接伺う機会を大切にしています。

今回は数ある胡蝶蘭の中で良い品物をどの様に見極めるのか、そのポイントを聞いてきました。

①葉数が多く何枚も重なっているもの。
②太くてしっかりした銀色の根が沢山出ていて、先の部分が茶色くなっているもの(少しミミズみたいです…)。
③花弁にハリと厚みがあり、瑞々しいもの。

 

これらの条件が揃った胡蝶蘭は、大変持ちが良く、上手に育てれば毎年花を咲かせてくれます。
皆様も是非ご自宅で楽しんでみてはいかがでしょうか。

 

◎ゴトウフローリストは生産者と共にこれからも、ものづくりのこだわりをお客様のもとへお届けいたします。